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悩んだときは山に行け! 女子のための登山入門

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山で人生変わった女子がおくる、“笑えて使える”登山コミックエッセイ。

鈴木みきさんの本です。
 
いやー良かったです。これはもううんうん頷きながら読ませていただきました。
 
登山入門、と銘打っている割に全然入門のノウハウとかないじゃんよ、と思いますけれども。
自分みたいにそこそこ登山してます、という人向けだと思います。
 
っていうか、一発目で雲取山って・・・!
 
しかも1泊2日の登山って・・・!
 
普通に考えてなかなかありえない感じの登山デビューをしている筆者ですが、山への愛がめちゃくちゃ伝わってくる!!!
 
ゆる~いイラストと、山が好きなんだ!という気合が凄く伝わってくるのでこちらまで山に行きたい気持ちになってしまいました。
 
装備の所(初めは何も揃えなくていい)はちょっとそれは・・・いいのか・・・?と思う部分はありましたけれども、山に行く事により仕事の嫌な事や日常のしがらみから解放されるというあの下りなんかは、超絶納得でした。
 
山に登っている時って、ただただ無心なんですよ。
私はどちらかというと景色や人がいない解放感みたいなそれらを味わう事の方が好きなんですけど、一歩一歩足を動かしていく中で、仕事のこととか悩みとか全然思い浮かばなくなるんです。
何だろうなーあの感覚。
 
で、無事登頂→下山した後の温泉でほっとして、うとうとしながら電車で帰るまでのあの高揚感も・・・山に行かなければ絶対分からないと思うしね。
 
そういう気持ちがこの一冊から伝わってきました。
 
雲取山デビューの筆者ならでは、日帰り登山なんてほとんど吹っ飛んで、縦走やらテント泊やら単独登山やら、自分ならなかなかできないような山登りをされていらっしゃいます。
 
やっぱり単独登山はオススメしないし(でも休みがなかなか合わないことにより登山に行けないというしがらみについては凄い頷ける)、女性一人だと防犯面でもちょっと心配だったりします。
 
私は山に慣れた人を先生として、ペースや経験が同じくらいの素敵な山仲間と山登りができたからこそ、こんなにも山登りが好きになったのだと思います。
 
事情があってなかなかそのメンバーでは登山に行けなくなってしまいましたが、すると今度は山に登るという単純な事が凄く面白いと気付けたんですよね。
 
先生に頼ってばかりだった、地図読み、行程計画、食糧準備・・・などなど。
まだまだ千メートル前後・未満の低山ばかりですが、自分一人で計画を立てて、同行者を無事に帰宅させられるようになったのも、こういう経験があったからこそだと思います。
 
あーまた山に行きたくなってきました。
(5点)