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海賊とよばれた男<下>

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敵は七人の魔女(セブン・シスターズ)、待ち構えるのは英国海軍。敗戦後、日本の石油エネルギーを牛耳ったのは、巨大国際石油資本「メジャー」たちだった。日系石油会社はつぎつぎとメジャーに蹂躙される。一方、世界一の埋蔵量を誇る油田をメジャーのひとつアングロ・イラニアン社(現BP)に支配されていたイランは、国有化を宣言したため、国際的に孤立し、経済封鎖で追いつめられる。イギリスはペルシャ湾に軍艦を派遣。両国の緊張が走る一触即発の海域に向けて、一隻の日本のタンカー「日章丸」が極秘裏に神戸港から出港した――。


百田尚樹さんの本です。
 
引っ越し前に図書館で予約していたものを受け取る事ができてほっとしました。
 
上巻を読んで少し時間が経っていたので心配でしたが、読み進めるうちにこの尊敬すべき人物の物語を思い出していきました。
 
どれだけの苦難、逆境が立ちはだかろうとも決して諦めようとしない。
従業員を心の底から信じているからこそ、部下たちもそれにこたえようとする。
 
今の世の中、こんな偉大な社長がいる会社がどれだけあるのでしょうね。
 
これが現実に存在した話であり、実在の人物だったということに、日本人として誇りを感じる、そんな小説でした。
 
できるならば、ぜひ上下巻一気に読んでほしいです。
図書館で借りて読んだ故、それが叶わなかったことだけがちょっと残念でした。
(4点)