個性的なホストたちが人気を集める渋谷のホストクラブ「club indigo」。常連客の真千子が殺され、指名されていたホスト・DJ本気が疑われる。オーナーの晶とホストたちが事件を追ううち、ネット上に「もう一つのindigo」が存在し、真千子がそこを運営していたことが分かる。ネットとリアルの両方から犯人探しを進める晶たちだが…。
加藤実秋さんの「インディゴの夜」シリーズ。
最近全然読んでいないな、と思ったら東京創元社からお引越ししていたのですか？
と思ったら、集英社文庫として前のシリーズも改めて発売していたのですね。
でも注目していたワカマツカオリさんがイラストを担当していたこともあり好きな作品であったので、イラストが別の方のものに変わっていてちょっとショック。
また、冒頭のページにイラストと共に人物紹介があるのですが、ワカマツさんのイラストのイメージで欲しかったなあと思うのは私だけでしょうか・・・
このシリーズを読むのも久しぶりですが、読み始めたらすっと入ってきて難なく読む事ができました。
若者用語、ネット用語、最新ファッションなどなど、30代の私には理解できない部分もあったものの、展開はスピーディーで読ませるのでそのへんはまあさらりと流しつつ。
今後続編が出るとしても集英社版になるということなのかな。
シリーズとしては面白いのでまだまだ続けて欲しいですが、イラストだけは前の方がいいなあ・・・（何回言うねん）。
（4点）
