おれがこの冬池袋で会ったヒーローはでたらめにまぶしい、ほんものの星だったー。かつての人気歌手、神宮寺の最後の夢を叶えるため、誠とＧボーイズがとった手段は…「伝説の星」（石田衣良）。他に、中島らも「ＤＥＣＯ-ＣＨＩＮ」、法月綸太郎「ゼウスの息子たち」など、９人の名手による味わい深い短編を収録。
まるきり苦行でした。
石田さんのIWGPシリーズは安定の面白さですが・・・・ですが・・・・
この手のアンソロジーは当たり外れがとてつもなく大きいです。
個人的に今回は、外れでした。というか、自分には到底合わない作品ばかりでした。
短編でそれなりにページ数があるのですが、中盤まで順調にきていたのが、最後に変などんでん返しがあって納得できないラストであったり、急展開過ぎて読者を置いてけぼりにするっていうのが多かったり。
いやイヤミスは嫌いではないんですけど、何と言うかエログロ？いや、グロかな。
しかも何だか凄く嫌な後味が残るものが多かった気がします。
池長陽さんはやはり一番読みやすかったですが、ラストがちょっと唐突な感じだったのが残念。
トリックや密室などミステリ要素をふんだんに盛り込んでいるのに、何故どうもこうも中途半端に感じるのか・・・
読むのが凄く苦痛なほど楽しめませんでした。
うーん、最近借りていた本が面白いのばかりだったので、久々に途中で放り出してやろうかと思いました。。。
合わなかったです。
（3点）
