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藤子・F・不二雄の発想術

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ドラえもん』や『パーマン』『キテレツ大百科』を生んだ国民的まんが家、藤子・F・不二雄が自らの言葉で語る「生いたち」「まんが論」「仕事術」。これまでに発表された膨大なインタビューやエッセイなどから、珠玉の言葉を厳選しました。生涯ブレることなく、自分の描きたいまんがをひたすら描き続けた藤子・F・不二雄のメッセージは、もの作りを行うすべての人に、創作のヒントと明日へのエネルギーを与えてくれるでしょう。


編集:ドラえもんルーム
 
相方と藤子・F・不二雄ミュージアムに行った時、相方が購入した本。
読んでみたいと思っていたので借りてみました。
 
結果からすると、先日再読した「ドラえもん短歌」の方がはるかにドラえもん率が高くて、親しんで読みやすいという点では、新書ならではの読みにくさがありました。
 
また、藤子先生がインタビューなどで語ってきた言葉が少しずつ収められているのですが、重複しているものがかなり多い。
 
肝心のイラストもほとんどなく、字だけがつらつらと続いていくのは少しがっかりでした。
 
ただ、藤子先生は本当に漫画を描くということが大好きで、生涯漫画家であり続けたのだ、という生き様は物凄い伝わってきます。
 
今時の漫画家で、ここまで描く事が好きで描いている人ってどのくらいいるんでしょうね?
 
藤子不二雄として漫画家になった藤子先生とA先生が、手塚治虫の漫画にどれほどの衝撃と感銘を受けたのか。漫画より小説の方が好きな自分としては、それほどまでに衝撃をうける漫画、というものに出会ってみたいなあと、少しうらやましくもなりました。
(3.5点)