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海賊とよばれた男<上>

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一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。

石油は庶民の暮らしに明かりを灯し、国すらも動かす。
「第二の敗戦」を目前に、日本人の強さと誇りを示した男。


百田直樹さんの本です。
 
有名な作家さんはなかなか手を出すきっかけがなかったりする。
百田さんもその中の一人で、気になるけれど手が出ない作家の一人でした。
 
山仲間が百田さんの作品が好きで、この本で2冊目。
前に借りた作品はちょっと自分に合わなかったかも・・・と思っていた所でしたが、これは全然読みやすくて驚きました。
 
本屋大賞受賞作と言う事で元々期待をしていましたが、「こんな社長の下で働いて見たい!」とまさに退職を間近に控える自分には強く印象に残る作品でした。
 
上巻ということで序章から下巻に向けての流れという感じでまだよく分からないところですが、今後どのような展開になって行くのかが楽しみです。
 
世の中、こんな社長ばかりだったら部下も身を粉にして働くでしょうにね。
 
見習いたいと思うところばかりでした。
(4点)