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悪夢の棲む家<下> ゴースト・ハント

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「出ていって、悪いことが起こらないうちに」念願のマイホームを手に入れたはずの母親がそうつぶやいたときから、翠の身辺で不可解なことが相次いだ―。窓という窓に鏡が嵌めこまれているのは何故?いつも家の中をのぞいているのは誰?立ちこめる腐臭は何?これらの謎が解かれ、怪現象も一件落着。しかし、その直後、忍び寄る影は翠めがけて鉈を振り下ろした。それは、息を潜めて、まさに、「このとき」を待っていたのだ。


小野不由美さんの「ゴーストハント」シリーズ。
 
今作で打ち止めとなってしまうには、伏線の回収がされていない設定が多すぎる気がしてとても残念。
 
下巻でようやくジョンと綾子が登場し、お馴染みのメンバーが勢ぞろい。
 
本当に怖いのは生身の人間だな、と思いつつ、このお隣さん達も不運といえば不運なのかもしれません。
最終的に家の中でさ迷い続けていた少女が浄化していくラストは少し切なかったけれど、ほっとしましたね。
 
しかしじわじわ怖くなってくるなあ。
続きも気になるのに、これで実質シリーズ最後の作品だなんて・・・!
 
この作品はリライト版が出ないのでしょうか?
 
いなださんのイラストバージョンのものも見てみたいです。
(4点)