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西の善き魔女5 闇の左手

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異端の研究者の下で過ごしていたフィリエルは、砂漠を越えて進軍してくることは不可能なはずの東の帝国軍に出くわし捕らえられてしまう。竜騎士ユーシスは、ルーンの作戦を聞きいれ、母国を守るため、十倍を超える帝国の兵団と壮絶な戦いへ…。フィリエルは聖神殿に乗りこみ、女王の座を狙う大憎正と対峙する。ついに、この世界の驚愕の秘密が語られ、新女王は想像もできなかった人物に――


荻原規子さんの「西の善き魔女」シリーズ第五巻。
 
本編はこの五巻で終了ということで、読み終えて「もう終わり?!」という勿体ない気持ちになりました。
しかし文庫版でも番外を続刊するようで、次回は7月発売。
発売が待ち遠しいです。
 
女王が国を統治しているところということもあるのだろうけど、このシリーズに出てくる女王候補とその他の女性の誰もが強く、時にしたたかで男性よりも凛々しいです。
主人公フィリエルの逆境にも負けず、何処までも前向きに突き進んで行く様は圧巻でもあり、爽快です。
 
闇に呑まれてしまいそうになったルーンも、フィリエルの存在でどんどん良い方向に変わっているのが嬉しい。
本当に面白いシリーズです!
(4.5点)