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ハーモニー

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21世紀後半、〈大災禍〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は見せかけの優しさと倫理が支配する“ユートピア”を築いていた。そんな社会に抵抗するため、3人の少女は餓死することを選択した……。 それから13年後。死ねなかった少女・霧慧トァンは、医療社会に襲いかかった未曾有の危機に、ただひとり死んだはずだった友人の影を見る――


伊藤計劃さんの本です。
 
相方に借りたものなのですが・・・うーん、どうも私には合いませんでした。
作品の評価はとても高いし、SFとしてもクオリティが高い作品なのだと思うのですが、どうにもラノベ的主人公たちの名前に拒否反応を起こしてしまうのですよね・・・。
 
トァンとミァハって、どう読むんだろう?
なんでアが小文字なんだろう?とか。
 
凄いどうでもいいところが気になってしまって、マジで最後の3分の1くらいまで読んでいてもなかなか話に入っていけませんでした。
 
そして文章も私には少々読みにくかったかな。
むしろ解説が一番あらすじを端的に読みやすく書いてくれてるかもしれない。
 
ただ、この作家さん若くして(あまり歳が変わらない)亡くなっているというのを知り、驚きました。
自分にはちょっと合わなかったものの、つまらなかった、駄作だった、とは思いません。
(3.5点)