Ｔ学園のヴァイオリニスト島中瞳は、好奇心が強く愛らしい18歳のお転婆娘。エリザベス女王来日記念演奏会のため、練習、練習の毎日だ。一方、共演する世界的楽団ＢＢＣの名器が12台も何者かに盗まれ、その身代金（？）が１億円！ 通称“伯爵”と呼ばれる殺人のプロ。ハンサムな謎の外人ジェイムス。正体不明の青年裕二。そして瞳。おかしな人物と好奇心の強い女の子がくり広げる青春ユーモア・サスペンス。
赤川次郎さんの本です。
読む本がなくなったので、母に借りて読みました。
（母は赤川次郎のファン）
こうもり傘！
携帯もスマホもない時代。
少しばかり古臭さを感じつつ読み始めると、いやもうさすが赤川次郎です。
普通に面白い。
美少女でフェンシングも強くて、ヴァイオリンもうまい。
そんな女子高生がある外国人と出会ってから、事件にまきこまれていく。
殺し屋が出てきたり、殺されそうになったり、不穏な展開なのにこの女の子の勇敢さが全く悲壮感などがなく、むしろ痛快ですらありました。
そして、個人的にはジェイムスより祐二のほうが良いと思います(笑)
とても読みやすく、面白く読了。
（4点）
