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偉大なる、しゅららぼん(文庫版)

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高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやって来た日出涼介。本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。実は、日出家は琵琶湖から特殊な力を授かった一族。日出家のライバルで、同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海と、涼介、淡十郎が同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がる…!


万城目学さんの本です。
 
しゅららぼんが文庫化し、書店で並んでいるのを見て買おう買おうと思っていたのですが、すっかり買うのが遅くなってしまいました。
それというのも、濱田岳君と岡田将生出演で映画化されるということで、カバーが映画版のものになっていたんですよね。
どうしても石居麻耶さんのイラストのものがほしくて探し回っていたら、実はこの映画版のカバーの下に隠れていた、というオチでした。
 
風邪で寝込んでいてひまだったので、地元書店でようやく購入。
単行本版で読んだのは結構前なのですが、面白かったという印象だけがずっと残っていて、再読。
 
いやーいいですね。
もう「しゅららぼん」の意味のくだらなさは、マキメ氏ならではだし。
ラストの期待を膨らませる展開も思わずにやりとしてしまうし。
 
日出家の淡十郎と清子の堂々ぶり、わがままだけどなんか納得できちゃう殿っぷりがいい味だしてますよね。
グレート清子が特に好き。
 
日出家と敵対し、力を持つ棗家の広海も良いし。
 
だからこそ、映画化で日出家の淡十郎を演じる濱田君と、清子の深田恭子はイメージ通りで期待が膨らみます。
岡田将生はちょっとこの楽天的な主人公にはイケメン過ぎるのでは?と思いつつ好きな俳優なので期待するとして・・・かなり重要なキャラである棗が、渡辺大なのが・・・個人的に残念です。
うーん、イメージが違うんだよなあ。
 
でも、映画は楽しみなので観ようと思っています。
映画の予告を見る限り、濱田君と深田恭子ははまっています(笑)
(5点)