田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。かつて周囲から気味悪がられるほどの容姿だった彼女は、思い悩んだ末にある事件を起こした。町を追われた未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる―
百田尚樹さんの本です。
百田さん、「永遠の0」の映画公開もあり、前々から話題の作家さんですが、実は一度も読んだことがありませんでした。
タイミングを逃したというか、なぜか読まずにきてしまったんですね。
百田さんの作品が好きだという友人に借りたのですが・・・
うーん、この作品は私には合わなかったな。
作品によってがらりと雰囲気が変わる作家さんらしいので、一作で判断はしたくないです。
ほかの作品も読んでみよう。
美への執着、整形に整形を重ねて絶世の美女に変わっても、本当に手に入れたいものは手に入らない。
悲しい結末でした。
しかし、この話はいったい何が言いたかったのだろう・・・。
個人的に、主人公のことが好きになれなかったこと、過去を辿る話がとにかく良いことなしで読んでいて何とも言えない気分になったりしました。
結局、女は顔なのか・・・と思うとまた切ないですね。
今年映画化もされていたのですね。この話はちょっと映像では見たくないかも・・・。
（3.5点）
