No-music.No-life

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ポンチョに夜明けの風はらませて

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幼馴染みの僕たちは、もうすぐ高校を卒業する。華々しい高校デビューを企むも、敗れ続けた3年間。―このまま適当に終わっちゃっていいのかよ?人生最高の別れを迎えるために、僕らはサンダーボルト号に乗り込んだ!!


早見和馬さんの本です。
 
早見さんの作品を読むのは久しぶりです。
読んでいない間に結構作品を発表されていたようなので、未読のものも読んでみたいと思います。
 
さて、本作ですが、前半はいまいち状況をつかみきれない感じだったのですが、中盤からぐいぐい面白くなっていきましたね。
いつの間にか登場人物たちと一緒に車の旅をしているような錯覚に襲われました。
 
10代だからこそできることって、実はすごいたくさんあると思うんです。
こういった無謀な車の旅もそうだけど、怖いもの知らずというか、勢いがありますよね。
 
高校の卒業式までに帰ってこられるよう、岡山まで初心者運転で乗り込む少年たち。
そこに訳ありの女の子たちも加わって、いやー面白かったです。
 
この4人の少年たちの中で、ジャンボが一番モテそうな気がしますね。
 
続編も書けそうな終わり方で、ちょっと続きが読みたいなあと思ってしまいました。
こういう青春群像劇、好みです。
(4点)