ふらっと出掛けた街角で見つけた美味しい恋と食のエピソードに、男女を隔てる永遠の謎。すぐ傍にある日常的な出来事たちを恋愛小説の書き手の視点で見ると……？ 等身大で赤裸々な傑作エッセイ！
島本理生さんのエッセイ本。
前作のエッセイ以来、久方ぶりの島本さんのエッセイです。
小説の時のヒリヒリとした痛みが伴う感じは全くなりを潜め、淡々と、しかし冷静的確な視点で物事を捉えているところはさすが。
そのギャップがたまらなく面白いです。
食べ物に関する恋愛話、というより、島本さんの日常生活に転がる小話（面白話？）という感じでしょうか。
好きですね。
そして結婚していたのは知っていましたが、離婚してまた同じ人と再婚したというのには驚きました。
作家同士のご夫婦って、何だか大変そうですよね。
と余計な事を思ったりします。
またエッセイが出たらぜひ読みたいです。
（4点）
