No-music.No-life

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あとかた

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結婚直前の不実も、不倫も、自分の体を傷つけてしまうのも、ここにずっといて欲しいとうまく言えないのも、ぜんぶ同じ。怖いから。抗いたいから。体と心が触れあった痕跡を遺すことだけが、私たちの唯一の寄る辺なのです――言葉にしたら消えてしまうかもしれない感情の奥底まで踏み込んで描ききった、痛くて優しい連作小説。


千早茜さんの本です。
 
いつの間にか千早さんの新作が出ている事を今更しり、慌てて予約。
読みました。
 
何でしょうね。千早さんのこの魅力的な作品達は。
 
とても静謐で、ハラハラとした痛みが伴うのに、深く余韻が残る感じというか。
 
連作短編集。
「うろこ」が一番好きだな。
 
かなり注目している作家さんの一人。
もう一冊借りているので、読むのが楽しみです。
(4点)