男友達の大地と大好きな後輩がつきあいだした。彼女なんてつくらないって言ってたのに―。二人に接するうち、大地への微妙な想いに気づいてしまったかずら。一方藤枝は、気持ちにふたをするかずらへの、一途な想いともどかしさを抑えきれず…。
山本渚さんの本です。
絵柄の可愛さとほんわかした雰囲気を感じ、読んでみたいと思っていたものです。
絵柄も豊島ミホさんの絵に似た雰囲気なんですが、内容としても豊島さんの作品をもっと軽めに書いたらこんな感じ?という、本当にほわ~んとした雰囲気の作品。
が、日々結構ドロドロ、グロイもの、心理描写の精密さ、精巧なトリックやら何やらの本を読み過ぎている私には、いかんせん小説にしては物足りなさを感じてしまいました。
多分そういう物足りなさを感じる人には向いていないかもしれません。
なんでしょう。
こういったほんわりとした雰囲気の優しい漫画が巷にはありますけれど、そういった漫画の小説版として読んでいるような。
むしろ、文章より漫画の方が伝わるんじゃないかというような・・・。
高校時代こんな図書委員会があったら入りたかったなあ。
私は図書委員でしたが、毎日の掃除が凄く嫌だった記憶しかない・・・!
可もなく不可もなく。
気軽に読むには読みやすい。続編は機会があれば読むかも・・・という感じでした。
(3.5点)