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RDG<レッドデータガール>6 星降る夜に願うこと

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水子は“戦国学園祭”で能力を顕現させた。影の生徒会長・村上穂高は、世界遺産候補となる学園トップを泉水子と判定するが、陰陽師を代表する高柳は、異議をとなえる。そして、IUCN(国際自然保護連合)は、人間を救済する人間の世界遺産を見つけだすため、泉水子に働きかけ始めた!?泉水子と深行は、だれも思いつかない道のりへ踏みだす。姫神による人類滅亡の未来を救うことはできるのか―。ついにRDGシリーズ、完結。


荻原規子さんの「RDG」シリーズ待望の新刊!と思ったら、まさかの最終巻。
 
一体あの広がりを描こうものならなんぼでも描けてしまうだろう壮大なシリーズを6巻で終わらせる事ができるのか?!という疑問は、「終わらせる事はできなかった!」という答えで解決したいところです。
 
あれだけ言っていた姫神は君臨しないし、宗田姉弟や高柳らのその後は?!
 
前半とてもペースが遅いので、この残りページで終われるの?と心配になるほどでしたが、ラストスパートがかかってからは急展開。
 
それでも色々なところがしっくりしない感じ。もっと続きが読みたいし、スピンオフでも良いので続きが読みたいと思うところです。
 
西の善き魔女」シリーズはスピンオフと共にきちんと物語が終わった、という感じだったので、これだけ続きが気になると思う最終巻もないのではないかと(笑)
 
でも、泉水子は1巻に比べると大分成長して強くなって、そして深行の気持ちもようやくラストにはっきりして・・・。
ラストシーンでもやもやしていた気持ちが少しすっきりしました。
 
だから尚更、深行サイドでのスピンオフも読んでみたいなあーなんて。
荻原さん、ぜひ続編を!
これは「第一部」の最終巻なんですよね?!
(4点)