小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校二年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは“小佐内スイーツセレクション・夏”!?待望のシリーズ第二弾。
米澤穂信さんの本です。
ちなみに読了日は3/31です。
小市民シリーズは古典部シリーズよりは好きだけどそこまででもないかな、なんて春期を読んだ時には思ったのですが、いやー今回は小佐内さんの腹黒さがこれでもかと出てきて急に読めない展開になってきましたね。
悲しいかな、二人の互恵関係にひびが入ってしまうのですが、小佐内さんはやっぱり描かれている通りに腹黒いだけの子なのか・・・それとも・・・？
スイーツセレクションのスイーツが美味しそうで美味しそうで食べたくなってしまいます。
なんでこの前タルトを食べたいと思ったのか、そういえばこの小説を読んだせいだった、と思いました(笑)
（4点）
