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カッコウの卵は誰のもの

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親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。父と娘、親子二代続けてのトップスキーヤー。娘の所属チームの研究者は、二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと考える。しかし、了承するわけにはいかない。父には、どうしても知られたくない秘密があった。娘が生まれた19年前からの忌まわしい秘密が。


東野圭吾さんの本です。
 
中盤まではスピード感があって、どういう展開になるか予測できないドキドキ感があったのですが・・・
後半から急に結果を急いでしまった感じがします。
 
そしてどうにも強引な終わり方だったような。。
ある意味予想していなかった犯人ではあるのですが、どうにもこじつけな感じでしたね。
 
ただ、最初から中盤まで、元オリンピック選手の父、研究者、才能を見いだされ諸事情でスポーツに携わる少年の視点から展開する物語が、どこに繋がって行くのかと思いながら読んでいるところまではなかなか楽しめました。
 
東野さんの作品にも好き嫌いが個人的にありますが、この作品は可もなく不可もなく、でしょうか・・・。
(3.5点)