No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

ビブリア古書堂の事件手帖③ ~栞子さんと消えない絆~

イメージ 1
 
鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。すっかり常連の賑やかなあの人や、困惑するような珍客も。人々は懐かしい本に想いを込める。それらは予期せぬ人と人の絆を表出させることも。美しき女店主は頁をめくるように、古書に秘められたその「言葉」を読みとっていく。彼女と無骨な青年店員が、その妙なる絆を目の当たりにしたとき思うのは?絆はとても近いところにもあるのかもしれない―。これは“古書と絆”の物語。


三上延さんの「ビブリア古書堂」シリーズ第三弾。
 
図書館で予約していたものがようやくやってきました。
偶然にも、ドラマ版の放送日と同日に読む事になった訳ですが・・・
ドラマ版は、ちらっと冒頭10分程度見ましたが、栞子さんの見た目もそうですが、キャラクター設定も全然原作と違っていて、今後はもう視る事はないなあと思いました。あんなに喋りまくる栞子さんなんて・・・。
(それとも、本の事に対して話すキャラが変わる状態になっていただけだったのか?)
 
まあドラマのことは置いておいて。
今回は2巻で確執?が浮き彫りになった栞子の母親絡みの話です。
 
栞子の母親が本を手に入れるためにかなりあくどい事を行っていたという事が判明している訳ですが、そのせいで古本屋の店主に睨まれている栞子。
そこで価値のある本の盗難騒ぎが起こり、栞子が事件を解決するという展開は変わりません。
 
2巻は割と読みやすさが増して面白かったなあと思ったのですが、今回は母親の話にしても、大輔との関係にしても、遅々として進まないのがもどかしかったです。
 
実は妹の文香が色々かんでますねえ。
まだ続くようなので、次回こそはもうちょっと母親との事も話が進んでくれると嬉しいですね。
(3.5点)