すべての現実から顔をそむけ、自分を責め続けて膝を抱えているのは、ある意味いちばん楽なことだ。でも、人は、生きている限り永遠に立ち止まっているわけにはいかない―。勝利が逃げるようにオーストラリアに来て、半年がたった。秀人の仕事の手伝いにも生活にも慣れてきたが、かれんから送られてくる手紙を読むことは、まだできないでいた。そんな勝利のもとに、かれんの弟、丈からの手紙が届く。
村山由佳さんの本です。
ファーストシーズンの時は、新刊が出る度に嬉しくて書店で買っていましたが、セカンドシーズンになってからはもっぱら図書館で借りています。
今回も2冊同時刊行ということですが・・・
この巻も飛ばして差し支えないのではないかと。
正直、セカンドシーズンの展開の遅さと、勝利とかれん以外の人の話はどうでもいい。
今回も舞台はオーストラリアに移り、その周囲の展開が延々続く。
唯一日本と前作との話を繋ぐのは丈の手紙だけ。
かれんは出てこないし、勝利はただひたすら罪の意識にさいなまれて悶々としているし。
そして、あとがきの村山さんの言葉に違和感を覚えながら、Amazonのレビューを見て、同意見の方が多いことに正直ほっとしました。
6巻、どうなんでしょう?
もうそろそろこのシリーズを追うの、辞めようかなと思うのに気になるから読む。
そして読んでガッカリしてしまうことの繰り返しです。
せめて勝利とかれんにはハッピーエンドが待っていてほしいものです。。
(3.5点)