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スロウハイツの神様㊤(文庫版・再読)

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人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ――

あの事件から10年。
アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。
夢を語り、物語を作る。
好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。
空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。


辻村深月さんの本です。
 
図書館で借りた本を読み切ってしまい手持無沙汰だったので、久しぶりに手にとってみました。
ノベルス版、文庫版と読んで来て、今回で3度目。
 
ノベルス版を初めて読んだ時にはあまりピンとこなかったのに、3回目でもうすっかりはまっていました。
過去の感想では、環をあまり好きになれないとか書いていますけど、いっそここまで好き嫌いがはっきりしている我の強いタイプ、好きだなあと思っている自分。
 
歳を取ったということなんですかね。
気付けば、環達より年上になってしまったせいかなあ。
 
3回目なので物語の謎の答えは知っているけど、上巻は下巻に繋がる大事な伏線が沢山ある。
あ、この描写も・・・とニヤリとしながら読んでいました。
 
辻村作品は下巻から一気に面白さが増すので、下巻が楽しみ。
何度読んでも初期の頃の辻村作品はワクワクして大好き。
(4点)