江戸、四代将軍家綱の御代。ある「プロジェクト」が立ちあがった。即ち、日本独自の太陰暦を作り上げること--日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語としてみずみずしくも重厚に描く傑作時代小説!!
冲方丁さんの本です。
映画公開も決まっており、本屋大賞一位を受賞した作品でもあり、大層話題になっていた作品でしたね。
ずっと読んでみたいと思っていたので、ようやく手に取る事ができたのですが・・・・。
辛かった・・・・
何度放り投げようと思った事か・・・。
元々あまり得意ではない時代小説。
それでも最近は読みやすいものも多いので手に取りやすくなったのですが、何でしょう・・・
時代小説なのに何処か軽くて癖のある文章が、とにかく読みづらくて・・・。
何とか台詞の部分で読み繋いでいる状態で、あまり興味の持てない全体的なテーマ、大嫌いな数学の問題が出てきた時には完全に苦手意識が出来てしまい、読むのが辛かったです。
そしてこの分厚さ。
3分の1に到達するまで相当時間がかかり、まだ終わらない・・・まだか・・・と思いながら読んでいる有様。
そしてごめんなさい。
最後の方は大分飛ばし読みしております。
登場人物達のキャラクターは個性的で良かっただけに、何だかとても残念。
完全に私には合わない作品でした。
最近の本屋大賞一位の作品って、「謎解きはディナーのあとで」もそうでしたが・・・あまり自分には面白いと思えない作品が多い気がします。
期待し過ぎたせいもあるかもしれませんが、楽しめず残念無念です。
(3点)