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誰でもよかった 無差別殺傷になぜ走る 希薄な人間関係にもがく「青少年」たち

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空虚な自己を満たし、自分の存在感の確認のためだけに衝動的にキレる。生きることが辛いなどと思うな、思わせるな。


影山任佐さんの本です。
 
うーん、久しぶりに実録ものの本を読もうと思い、兼ねてから気になるタイトルだった本作を手にしてみたのですが、結果的に全く理解できなかったという感じでした。
 
もうちょっと、事件についての説明や犯人に迫る記述などが欲しいと思ってしまいました。
まあこの本自体が、それを目的とはしていないから仕方ないのかな。
(自分が勝手に事件の犯人に迫る内容を想像していただけだし)
 
この作品の中で、ドラえもんの世界と現代の世界の比較が語られます。
 
いまいち納得しかねる部分も多く、そもそもこの方の文章が異常に読みにくい。
あまり文章が上手くない印象。
後半、読み続けるのが苦痛なほどでした。
 
そして、藤子先生はそこまで変に突っ込んだ心理まで考えて書いていないと思う。
単純に、読者に夢を与えようと書いているのだと思うし・・・。
 
それに、商業科や工業科に行く人は落ちこぼれ、なんですか?
商業科出身ですが、何か?
 
一方的に決めつけている感じも多々あり、タイトルのインパクトほど「誰でもよかった」の心理に行きついていない印象でした。
うーん、微妙な本でした。
(3点)