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あの日、君とBoys

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あの日、君との出会いで、僕の人生は少しだけ変わった。不思議な聡明さで、教室に流れるいじめの空気を変えた君。風変わりな振る舞いで、僕のコンプレックスをほんの少し溶かしてくれた君。誰よりもがむしゃらに、夢を追いかけていた君―。人気作家8人がこの一冊のために描いた、不器用で、ナイーブで、ひたむきな「少年たち」の物語。胸をわしづかみにする青春が、ぎゅっと詰まっています。


 
うーん、何だか意味が分からないのもあっていまいち楽しめなかったかも。
なかなか読み終えられなかったのはそのせいかな。
 
印象的だったのは、井上荒野さんの「骨」と佐川光晴さんの「四本のラケット」、意外性という面では中村航さんの「さよなら、ミネオ」と西加奈子さんの「ちょうどいい木切れ」。
 
多分、柳さんは読んだ事がなかったはずなのでそれ以外の作家の作品は読んだ事があります。
特に佐川さんはこういう作品が凄く合ってるし上手いです。
 
中村さんのどんでん返しには意表を突かれました。
 
しかし伊坂さんの話は話に入っていけるまで大分時間を要したり、山本さんの話はどうも登場人物が好きになれなかったりして、アンソロジーというのは当たり外れが激しいものだと実感。
 
このシリーズのGirls編も読みたいです。
(3.5点)