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年下の男の子

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マンションを買ってしまった、37歳課長補佐の恋の行方は?

銘和乳業勤務のわたし(川村晶子)は37歳にしてマンションを購入。契約翌日、新製品の健康ドリンクの宣伝用フリーペーパーをめぐってトラブルが発生。価格欄が空白のまま刷り上ってしまったのだ。
これは、徹夜で空白部分にシール貼りをするしかない。担当者のわたしは、ピーアール会社の23歳の契約社員・児島くんと夜を徹してのシール貼り作業を敢行。なぜか二人は話が合ったのだが…。


五十嵐貴久さんの本です。
 
五十嵐さんは、ドラマのノベライズ(相棒やパパと娘の7日間とか)を書いている人のイメージで、図書館で見かけても手に取る事はなかったのですが、以前書店で見かけてずっと気になっていた本作の文庫があったので、借りてみました。
 
うーん、何だろう?
何度も何度も14歳差の事情を説明するので若干くどい印象。
悲観的な性格の割には、そんなに悲壮感漂わない主人公にも最初違和感があって入り込めず。
 
だけど、児島君の一途な想いがいつしか主人公に届いた時、こんな展開もありでしょうと思えました。
 
独身のアラフォー女性を小説の主人公にすると、どうしても世間的な「負け犬」のイメージが先行して、悲壮感漂う重い話になりがちな気がしますが、意外とさっぱりした作品でした。
 
まあ、自分が主人公の立場だったら14歳下の人は選べなそうですが・・・。
 
続編も出ているようですが、軒並み評価が低いので・・・機会があれば読むかもしれませんが・・・多分読まなそうな気がします。
(3.5点)