初野さんのこのシリーズ、読む度にどんどん面白くなっている気がします。
学園ミステリ的要素、ハルタとチカと顧問の先生の奇妙な三角関係を巡る恋愛要素と、学園生活の青春モノの要素と、それでいて何だかホロ苦いストーリー展開が良いんですよね。
「エデンの谷」のスナフキンの祖父が最後に残したメッセージには思わず噴き出しそうになったのに、だけどほんのりホロ苦い後味が非常に良かったし、「千年ジュリエット」は色々と考えさせられました。
「決闘戯曲」だけはあまり話に入っていけませんでしたが、文化部最高ですね!
ハルチカシリーズの文化部も、個性豊かでバラエティに溢れた部活が沢山活動していて読んでいて楽しいです。
今回はあまり先生の出番がなかったですが、三角関係に進展はあるのでしょうか?
今後も追い続けていきたいシリーズです。
(4.5点)