その決断が未来を変える。連鎖して、三つの世界を変動させる。こだわりとたくらみに満ちた三中篇を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは―。未来三部作。
伊坂幸太郎さんの本です。
ん?
これ、伊坂さんの作品だよね?と思うくらい、何だか読みにくく世界感が掴みにくい話でした。
それと全然関係ないのですが、PKとはそのままサッカーのPKの事だったりするわけで、スポーツの中でもかなり興味がないサッカーの話が続いて、表題作は全く理解できないままでした。
「密使」の、人と握手をすることで相手の時間を奪う事ができる、という使えそうであまり役に立たない力を持った主人公の話は面白かったです。
「魔王」などが好きな人は問題ないと思いますが、少々好みが分かれる作品かもしれません。
(3.5点)