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眉山

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東京で働く咲子は、故郷の徳島で一人暮らす母が末期癌で数ヶ月の命と告知される。徳島に滞在し、母を看取ろうと決心した矢先、咲子は母が自分に黙って「献体」を申し込んでいたことを知る。それはなぜなのか?やがて咲子は、まだ会ったことのない父の存在と、母の想いに辿り着く―。毅然と生きてきた女性の切なく苦しい愛が胸をうつ長篇小説。


さだまさしさんの本です。
 
映画化された時に、そういえば話題になっていたなあという程度の、読む本がないから何となく借りた本でした。
長編と言いつつ、余白が多くてページ数も少ないので、今日の台風の影響で電車が止まっている間に片道で読み終えてしまいました(笑)
 
うーむ、この前読んだ「アントキノイノチ」程には入ってこなかったかな。
30代前半の大人である咲子が、ちょっとばかし頼りない気がしたのと(でも、実際私もアラサーだし、意外とこんなものなのかも?)、あまり話に入って行けなかったのですよね。何でかな?
 
ただ、親孝行をするのは親が生きている間ではなくて、親が元気な間にするという一文にはっとしました。
 
べらんめえ口調の江戸っ子のお母さんがたくましく、とても格好良かったです。
 
(3.5点)