荻原規子さんの「レッドデータガール」待望の5巻です。
続きが猛烈に気になっていたのですが、図書館で予約待ち。
ようやく手元にやってきて、一心不乱に読みふけってしまいました。
今までの1~4巻までの流れが、もどかしいくらいにゆっくりなので、今回も大して進まないのではないか?と訝しみながら読んだのですが、いやいや・・・5巻はボリューム満点でした。
いえいえ、ページ数の関係ではなくて、内容の濃さが。
本人だけが無自覚で、誰よりも強い力を秘めている泉水子。
無自覚故、人間でないものを含めて色々なものにつけ込まれそうになります。
その怒りが暴発し、とんでもない事態に巻き込まれても、泉水子には深行がいるのです。
ラストの深行と泉水子とのシーンは、身もだえするほどに萌えました。
お互い憎からず思っているのに、お互いを想うが故に口に出せない数々の想い。
しかも今回は、生身の人間にもにわかにモテ始める泉水子。
そんな状況を面白く思わない深行は、不機嫌になってしまいます(笑)
宗田兄弟の力にも動きが。
今まで見えてこなかった真実が少しずつだけど明かされていきます。
個人的に、深行と両親の過去や事情も詳しく知りたいところ。
ああー続きがめちゃくちゃ気になります!
面白かったです!
(5点)