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ゴーストハント2 人形の檻

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ポルターガイスト現象が頻発するという洋館の調査に赴いたSPR一行。調査開始直後から現象はさらに激しさを増してゆく。怪しい物音、ひとりでに移動する家具、火を噴くコンロ。麻衣は依頼者の姪・礼美がアンティークドールと言葉を交わすのを耳にした。ぼーさんこと滝川法生は、人形に憑いた霊を祓おうと試みるのだが……。小野不由美の原点ともいえるシリーズ「ゴーストハント」第2巻。


小野不由美さんの「ゴーストハント」シリーズ第二弾。
 
あ、何だかいきなり面白くなってきた(笑)
1巻は心霊現象と思わせて実は違ったというオチだったのですが、今回は凄く真っ当な心霊的な展開で恐さもあり、それでいて相変わらず個性的で愉快な仲間達のやりとりが面白く、楽しく読む事ができました。
 
チャラチャラしたぼーさんが、一応?ちゃんと除霊ができるという事に驚きつつ、やはりあまり役に立たない巫女の綾子と、唯一真っ当なエクソシストのジョンは、きちんと役に立ち、本当に霊を見る事ができる事が分かった真砂子と、冷静沈着で相変わらず的確に依頼に応えるナルと、バイトとして雇われた麻衣。
 
今回は人形についた霊とか、曰くつきの洋館で起こる心霊現象など、ホラー色満載。
 
そして、綾子、真砂子、麻衣がナルに想いを寄せているらしいことも分かり、急接近している真砂子とナルの関係も気になるところです。
相変わらず麻衣とナルの距離も縮まらないうえ、真砂子に何か弱みでも握られているのでは?と思われるナルの行動も怪しい!
(4点)
 
 
3巻から面白さが増す、とレビューに書いている人がいたので、次巻以降も非常に気になるところ。
また図書館で続きを借りてこなければ!