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ふたりの距離の概算

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春を迎え、奉太郎たち古典部に新入生・大日向友子が仮入部することに。だが彼女は本入部直前、急に辞めると告げてきた。入部締切日のマラソン大会で、奉太郎は長距離を走りながら新入生の心変わりの真相を推理する!


米澤穂信さんの「古典部シリーズ」第五弾。
 
何でだろう、このシリーズが苦手苦手と言いつつ、結局第五弾まで読んでいる自分がいるのは。
相変わらず伏線とも思えないほどさらりと高校生の日常生活に溶け込んだ話が進み、ラスト数ページでいきなり主人公の奉太郎が真相を解き明かしてしまう、置いてけぼり感はぬぐえません。
 
スリードにまんまと引っ掛かり、いつも真相を見抜く事ができた試しのない私みたいな人間には、もう少し説明が必要なんだと思います。
それと、露骨なライトノベル的キャラクター(まずもう、キャラクターの名前からして!)が苦手であることも相まって余計なのかな。
 
高校生が主人公の青春ミステリは大好きなので、好みの問題なのでしょう。
 
しかし何だかんだと読んでしまうのは、やはり嫌いではないということで。
アニメも今月から放送するようですが、私のところはそういえばテレ玉・千葉・MX・tvkが入らないのでした。
BS11でも放送するようですが、深夜で絶対に寝ている時間帯の放送だったので、見てみたいけど無理そうかな。
個人的に奉太郎の省エネな感じが出ているキャラクターデザインは二重丸だと思います。
 
アニメ「氷菓」オフィシャルサイト↓