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失踪トロピカル

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迷子の親探しにいったまま、奈美が戻ってこない―誘拐か?旅行先で国分は青ざめた。空港や観光街で撮ったビデオに映る、奈美に視線を這わす男。予感は確信に変わった!国分は奈美の兄マモル、探偵の蓮見と手分けして探し始めた。事件の糸口を掴んだ蓮見は二人に連絡を取ろうとするが…。蓮見の行方、マモルの決意、国分に迫る影、奈美の生死は?息つく間もないシーンの連続。


七尾与史さんの本です。
 
七尾さんと言えば、「このミス」の「死亡フラグが立ちました!」の人というイメージが強いのですが、「ドS刑事」の作家さんだったのですね。
「ドS~」が気になっていたのですが、この作品を読んだら読みたいという気持ちを考え直させられました・・・・。
 
文章は読みやすいと思います。
ただ、単純に登場人物が好きになれなかったのと、グロい殺人ショウのシーンは、どうしても誉田哲也さんの「ストロベリーナイト」を思い起こさせました。同じような人の解体ショー。
グロいのはもう許せるとしても、似たような印象を受けて急激に読むのが苦痛になりました。
 
多分、単純に自分には合わなかっただけなのだと思います。
手持ち無沙汰だったので何か本を借りようと手に取ったものの、何だか不快感が残る読後感。
しかも途中かなり飛ばし読みしました。
作家に失礼な読み方をしていますね。
 
ただ、レビューを見ると「死亡フラグが~」は面白かったのに、と言っている人が多いので、機会があればデビュー作は読んでみようかな、とは思います。
当分読む機会はなさそうですが・・・。