宮本武蔵を心の師と仰ぐ香織と、日舞から剣道に転進した早苗。早苗が福岡に転校して離れた後も、良きライバルであり続けた2人。3年生になり、卒業後の進路が気になりだすが……。最後のインターハイで、決戦での対戦を目指す2人のゆくえ。剣道少女たちの青春エンターテインメント、堂々のクライマックス! 解説・有川浩
誉田哲也さんの「武士道」シリーズ第三弾。
文庫化、待ちに待っておりました!
単行本版で読んでも大満足だったので、文庫化したら絶対買おうと思っておりました。
シックスティーンは、香織サイドからのストーリー展開、セブンティーンは早苗サイドから、エイティーンは両方の語りと共に二人を取り巻く周囲の人間達から見た姿が描かれているので、物語により深みが増しています。
特に、少し意地悪な姉のイメージが強かった早苗の姉の緑子。
いやいや、見た目で判断しちゃいけないですね。凄く強い女性です。
岡巧がまた魅力的で(笑)
そして何故なのでしょう。
香織と早苗の夢の対決シーンでは、思わず目頭が熱くなっているのです・・・!
何なのこれー!と思いながら、目はウルウル。
解説の有川さんに激しく同意しながら、大満足で本を閉じたのでした。
続編はないのでしょうか?
期待してしまいます!