No-music.No-life

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あれから

もう1年経つのですね。
 
これでもかというほど、追悼番組が放送されていましたが、そう簡単には忘れる事ができないくらい、自身にも多大な影響のあった出来事でした。
 
何が一番怖いなと思うかと言えば、1年経過した今でも震度5ほどの地震が続いているということ。
まさか去年の今頃は、一年後も地震がひっきりなしに続くだなんて予想もしていませんでした。
 
電気は無限ではないということ。
原発という、一歩間違えれば危険と隣り合わせの力に頼って生活をしていること。
簡単に交通機関が停まってしまうこと。
人間は、少しでも身の危険を感じると、買い占めや消費の渋りなど、マイナスな行動にばかり出てしまうこと。
 
そして、人間は本当に極限な状態の時に本性を表すのだということ。
 
あの状態で、例えば真っ先にドアを解放するだとか、帰宅困難に陥った人達に食料を用意するだとか、出来そうでもなかなか出来ない事だと思う。
 
私はこのまま世界が滅亡するのではないか、と思ったらもう空笑いしかできなくて、他人のことも、自分の事すらも考えられなくなっていました。
 
現実感があまりに無さ過ぎて、ようやく現実に気持ちが追いついたのは、電車が止まって家に2日くらい帰れず、そのままの状態で日曜日に出勤した時だったでしょうか。
 
生きていて、こんな風になってしまう日があるんだなあと、何処か空しく思っていたのを思い出します。
 
 
想像もつかないほどの多大な被害と、爪跡を残した東日本大震災
 
だけど同時に、無限ではない電力を大切に使おうと、節電に取り組もうとする人々の努力とか。
自分達も被害に遭っているのに、もっと酷い被害を受けた人々を色々な形で応援・支援しようとしている人とか、人間の温かさみたいなものにも気付けた気がします。
 
あれだけの被害を受けたんだもの、些細だけど、そしてとても小さいことかもしれないけど、これくらいの良い部分だって見つけられなくちゃ割に合わない。
 
まだまだ地震は続くのだろうし、いつ首都直下型地震が起こるとも知れない。
でも、確実に今まで全く想像もしていなかった時よりも、現実的に考えて備える事ができそうな気がします。
 
とは言え、もう都内で震災に遭うのは勘弁願いたいですけどね・・・。
 
今日という日を、何事もなく無事に過ごせた事に感謝しなければ。