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泥棒猫ヒナコの事件簿 別れの夜には猫がいる

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「あなたの恋人、友だちのカレシ。強奪して差し上げます」。携帯で発見したアヤシイ広告にためらいを覚えつつ、オフィスCATに電話する女性が後を絶たないのは抜き差しならない理由があるから。DV男から逃れるため、恋人の心を傷つけずに別れるため、そしてもう一度「本当の彼」のところに帰るため…。成功率100%の強奪屋こと泥棒猫ヒナコが今日もそっと、あなたの事件を解決します。


永嶋恵美さんの「泥棒猫ヒナコの事件簿」。
ついにシリーズ化したようです。凄く嬉しい!
 
前作で今までの作風からガラリと変えたこのシリーズを読んだ時、うわー!永嶋さんってこういう作品も書けるんだ!と思うのと同時に、恋愛模様の悲喜こもごもを垣間見る事ができたような、とても印象の残る作品だったんですよね。
満を持しての再登場。
ミナミヒナコ――皆実雛子は、オフィスCATで働く「泥棒猫」
成功率100%の強奪屋には、今日も依頼がやってきます。
 
どんなタイプの女性にも見事に化けて演じきる。
いつの間にか依頼主の望み通り、ターゲットの男性を強奪している。
 
今回も、オフィスCATの見習いアルバイトの子の話を挟みながら、様々な恋愛模様を挟んで依頼が舞い込んできます。
ますます謎めいてくるヒナコですが、シリーズ化するにつれ、正体やオフィスCATで働くようになった経緯などもシ徐々に明かされていくのでしょうか?
 
今回も大変満足の面白さでした。
未読の方はぜひ!