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NO.6 #9

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崩壊する矯正施設から間一髪脱出した紫苑は、瀕死のネズミを救うため、イヌカシ、力河とともに市内に突入した。そこでNO.6にまつわる全てを知った紫苑は、人間の未来をかけて『月の雫』に向かう。


あさのあつこさんの「NO.6」シリーズ最新刊にして最終巻。
 
アニメが始まってしまい、アニメが終了するまでに最終巻を読めないのでは?と危惧していましたが、無事に読む事ができました。
 
しかし・・・これで終わりなのか・・・という気持ちですね。
いや、決して結末に満足していない訳ではないし、良い終わり方だったとは思うのですが・・・・ただ、このシリーズの難点は次の巻発売までが長すぎて、前回の話や登場人物が分からなくなってしまう訳です。
 
シリーズとしては、「バッテリー」の次に好きなシリーズでもあるので、これはぜひ一巻から最終巻まで一気読みしたいなあという印象。
 
既に前回の内容がうろ覚えになっており、戸惑いながら読み始めていたからです。
 
そして何となく、アニメ化が決まった影響で無理にシリーズを完結させた感もあったり。
矯正施設に入ってからがダラダラと長くなかなか進まなくて(ここで大抵の人は諦めて読まなくなってしまう)、そのくせ最終巻では話を詰め込み過ぎて収まりきらないまま無理に締めくくられてしまった感があってちょっと残念です。
中盤のダラダラをなくして、NO.6崩壊後の再生の話ももう少し書いて欲しかったな。
 
そして、ネズミと紫苑の最後のあの展開は・・・!
BL的展開?!
前々から怪しいとは思っていたけど・・・これはどういうことなんだろうか?
 
イヌカシと紫苑がどうなるか、とちょっと期待していたけど、紫苑はネズミオンリーな感じだし。
うむむ・・・
 
ちょっとしっくりこない最終巻でした。
とにかくもう一度一から読み返したいと思います。
 
文庫出たら揃えようかな・・・途中まで単行本の方を集めていたのですが、中途半端に買わなくなってしまって図書館で借りていたので。。。