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奇跡

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両親の別れによって鹿児島と福岡で離ればなれに暮らす航一と龍之介の兄弟。ふたたび家族揃って暮らす望みを抱く航一はある噂を耳にする。新たに開通する新幹線の一番列車がすれ違うとき、奇跡が起きる―。引き裂かれた家族の絆を取り戻すため奇跡を信じた子どもたちと、彼らを温かく見守る大人たちの想いを描いた感動エンターテイメント。


是枝裕和監督・原案の映画「奇跡」のノベライズ本として、作家の中村航さんが発表した小説でございます。
 
映画は既に見ているのですが、中村さんがノベライズ本を書いているとは気付きませんで。
図書館で偶然発見して借りて来ました。
 
映画を見た後に読んだ感想としては、非常に映画に忠実に描かれているなあと。
この本は、映画が気に入ったので本も読んでみるかという人には良いのかも。
 
映画のまんまだから、個人的には映像の方から先に見て欲しいかなあと。
 
映画を見た後に読むと、本当にこの兄弟を演じたまえだまえだが自然体ではまり役だったなあと実感。
 
映像を見ただけでは読みとれなかった、母親や祖父、兄弟の心の機微を知る事ができてちょっと得した気分です。
 
巻末の著者紹介で初めて知ったのですが、中村さんは児童書もナカムラコウ名義で発表されているのだとか。
機会があったら読んでみようと思います。
 
夏になると、ふと中村さんの本を読みたくなるのですよねー。