晴れて彼氏彼女の関係となった堂上と郁。しかし、その不器用さと経験値の低さが邪魔をして、キスから先になかなか進めない。あぁ、純粋培養純情乙女・茨城県産26歳、図書隊員笠原郁の迷える恋はどこへ行く―!?恋する男女のもどかしい距離感、そして、次々と勃発する、複雑な事情を秘めた事件の数々。「図書館革命」後の図書隊の日常を、爽やかに、あまーく描く、恋愛成分全開のシリーズ番外編第1弾。本日も、ベタ甘警報発令中。
有川浩さんの本です。
「図書館戦争」のスピンオフ・ベタ甘全開の別冊第一弾です。
くぁぁぁー！！！
甘い！甘すぎる！
これは電車の中で読むには恥ずかしいくらいの甘さでした。
単行本版で一読しているので、免疫はついているはずだと思ったのにー・・・・！
郁と堂上が結婚に至るまでの紆余曲折が各章に分かれて描かれていますが、とにかくこの一冊を読むと、堂上に惚れます。
こんな格好良い男がいたら、もう文句ないですよね(笑)
基本的に、あまり有川さんの描く女の子は得意なタイプではないのですが（郁も然り）、この巻だと郁がとにかく可愛く見えてくるから不思議です。
これも堂上のお陰ということなんですかねー。
そしてその陰でゆっくりと育まれている、柴崎と手塚の恋。
別冊の第二弾でそれは描かれるということを知っているのですが、このもどかしいほどスローペースな進展も読んでいる方は楽しかったりしますよね。
やっぱり他人の恋愛って、聞いているだけでも楽しいですよね(笑)
そんなベタ甘全開の図書館戦争シリーズ、次巻で終わりなのが寂しいところではありますが。
どうでもいいことなのですが・・・、有川さんはやたらと「聡い」「しれっと」という言葉を使うのが、一度気になるとかなり気になって仕方がないです。
あと、有川語で一個意味が分からないやつがあったんだけど、何だったかなあ・・・。
