――この手が汚れても、かまわないと思った。―― 首を吊った警官、河原で殺された風俗ライター。 二人をつなぐ“女Ａ”を追い続ける警部補が行き着いたのは、 寂れた歓楽街の焼き肉屋だった。 「善人の罪科」と「悪人の正義」が交錯する、美しくも哀しき愛の物語。 警察組織の歪みに迫る最新書き下ろしミステリー
樋口有介さんの本です。
むむっ…！
警察小説と言えば、誉田哲也さん。
誉田さんの濃厚な警察小説に慣れている身としては、いかんせん物語に厚みがないというか…物足りなかった気がします。
樋口さんは、犯人と匂わせる描写がほとんどないのに、語り手が勝手に解決したラストで犯人はこいつだった、とやや強引に書く所がある気がするので、
何と言うか読み終えても、ポカンとしてしまう。
こんなに読者を置いてけぼりにする作家も珍しい（笑）
「月への梯子」の主人公のような登場人物と、ある事件を追う刑事側の両サイドから展開していく本作。
最後の最後まで、犯人の検討がつきません。
良い意味で推理できないって訳じゃなく、あまりにも描写がないからです…
癖があって読みにくいけど、樋口さん嫌いじゃないんだけどなあ。
今回はあんまり楽しめなかったです。
3.5
むむっ…！
警察小説と言えば、誉田哲也さん。
誉田さんの濃厚な警察小説に慣れている身としては、いかんせん物語に厚みがないというか…物足りなかった気がします。
樋口さんは、犯人と匂わせる描写がほとんどないのに、語り手が勝手に解決したラストで犯人はこいつだった、とやや強引に書く所がある気がするので、
何と言うか読み終えても、ポカンとしてしまう。
こんなに読者を置いてけぼりにする作家も珍しい（笑）
「月への梯子」の主人公のような登場人物と、ある事件を追う刑事側の両サイドから展開していく本作。
最後の最後まで、犯人の検討がつきません。
良い意味で推理できないって訳じゃなく、あまりにも描写がないからです…
癖があって読みにくいけど、樋口さん嫌いじゃないんだけどなあ。
今回はあんまり楽しめなかったです。
3.5
