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白銀ジャック

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「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。今、犯人との命を賭けたレースが始まる。圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス。


東野圭吾さんの本です。

今回の舞台は、ウインタースポーツ基い、スポーツ全般に全く興味がない私に最も縁遠い、ゲレンデ。
スキーなんて、中学の宿泊学習以来ですし、興味がないせいで序盤はなかなか話の中に入って行けませんでした。
ところが、ゲレンデに爆弾が埋まっている、犯人から身代金の要求がきたという展開から、一気に引き込まれました。


人質は客も従業員も含めた全員。
本当に爆弾は埋まっているのか、いぶかしみながらも身代金を犯人に渡すと、次なる身代金の要求が。


犯人は一体誰なのか?!
予想もしていなかった犯人が明かされた時、なるほど!と納得してニヤリとしてしまいました。

ただ、入江の奥さんを事故とは言え殺してしまった犯人に納得ができない部分が。
罪の意識と恐怖から名乗り出せないと言いつつ、案外近いところに犯人はいて…うーむ。

まあともあれ面白かったです。