No-music.No-life

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ブードゥー・チャイルド

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今ぼくは第二の人生を送っています。つまりぼくには前世があるのです。ある雨の日の晩にバロン・サムデイがやってきて、おなかをえぐられて、そうしてぼくは死にました。前世、ぼくは黒人でした。チャーリー―それがぼくの名前でした。―現世に蘇る、前世でいちばん残酷な日。不可解な謎を孕む戦慄の殺人劇に、天才少年探偵が挑む!長編本格ミステリ


歌野晶午さんの本です。
 
地元の図書館にあるのは知っていたのですが、自動書庫にあったので借りにくいことこのうえなかった。
島田荘司さんの本と合わせて思いきって借りました。
文庫版です。
 
いやいや、久々の歌野さん。
やっぱりこの人の文章好きだなあ。
どんでん返しには「あー!そういうことだったのか!」と思わされ、軽快でテンポのある物語進行は無理がなく、とても読みやすかったです。
 
小さい字でページ数も結構多いのですが、集中して読めましたね。
 
歌野さんの作品はほぼ制覇したと思っていたのですが、まだ読んでいないのがあったようです。
 
久しぶりに歌野さんの本を読み返したくなりました。
 
前世かー。
前世の記憶が残っている人っているのかな。
生まれ変わりなど、信じる信じない以前に想像もできない感じですけど、こういう壮大な話を読むと、色々と考えてしまいますね。
 
多分思うのは、私は江戸時代に貧乏農民で年貢を収めるのに苦労していたんじゃないかなと(笑)
多分今も昔も貧乏は変わっていないと思います。何となくね。