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おにいちゃんのハナビ

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16歳の華が入院生活を終え自宅に戻ると、19歳の兄・太郎は「引きこもり」になっていた。兄を立ち直らせるため、華は無理矢理に新聞配達のアルバイトを始めさせる。太郎は心を開き始めるが、華の病は再発し帰らぬ人に。華が語った、新潟県小千谷市の花火大会「片貝まつり」への“思い”を胸に、太郎は花火作りを始める。実話を基にした感動作を、「東京バンドワゴン」シリーズで注目を集める著者が完全にノベライズ。


西田征史さん原案、小路幸也さんがノベライズした小説本。
 
薄くて字が大きく余白が多い感じだったので、2時間かからず読み終える事ができました。
それにしても・・・この本を読んで映画を観ようという気には全くならなかったですね!
 
実話を基にした、というのを知らなかったら・・・あまりにもありがちな設定と展開に感動なんて絶対しないし、興ざめしちゃいます。
なんだって難病ものばかりなんでしょうかね・・・。
 
病気でも華の明るさは救われる思いでしたけど、展開が何だか急過ぎるし、結局上手くまとめようとしているけれども読者を置いてけぼりにしている感が満載。
映画はどうだったんでしょうか。
谷村美月は演技が上手いので、華役もはまっていると思いますけど・・・しかしわざわざ映像を見たいとは全く思えない内容でした。
 
小路さんの読みやすさには救われたので、内容云々は無視しても3.5点(5点満点中)はあげたいですが。
 
うーん、私はやっぱりこういう話は好きじゃないようです。