目覚めると、そこは30年後の世界だった。『イニシエーション・ラブ』『リピート』に続き、今度は未来へ…6年ぶりの長篇書き下ろし。
乾くるみさんの本です。
申し訳ないけど、全く楽しめなかった。
これは好みの問題とかも多々あると思うけど、やっぱり乾さんは「イニシエーション・ラブ」以外の作品がことごとく自分に合わないと感じていたんですけどね。
私には合わないようです。
ラストのどんでん返しも「え?」という唐突な印象しか受けなくて驚けず、
そもそも科学的な専門用語の羅列が続く事にも理数系嫌いな私には無理でした。
乾さんが描く女性像がどうしても好きになれない私は、亜里沙やまりんという今時の名前の女の子ってだけで引いてしまった。
全然人物に好感を持てなくて。
結局何が言いたかったのか・・・レビューが高かったので私の好みの問題とは思いつつ、結構分厚くて読むのに大変苦戦してしまった割にはこの満足いかない感じで終わった事に、時間を無駄にした気がしてなりません。
うーん、やっぱり乾さんとは合わないのか・・・。