No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

マイマイ新子

イメージ 1
 
新子は九歳。気持がざわざわすると、額の真上のつむじ(マイマイ)が立ち上がる。社会が未来への希望に満ちていた昭和三十年、空想好きでお転婆の新子は、友達と一緒にどこまでも野原を駆けていく。毎日が終わらない冒険だ。けれどもきらめく少女の世界の向こうから、もっと複雑な大人の世界が囁きかけてきて…。誰もが成長期に感じる幸福と不安とを瑞々しく描く、鮮度100%の物語。


高樹のぶ子さんの本です。
 
アニメ映画化され、かなり好評だったということでなんとなく名前だけ知っていた「マイマイ新子」でしたが、
図書館に文庫があったので借りてみました。
 
うーん、期待し過ぎたのかなあ。
それとも、私にはまだこういう世界観の良さが理解できないせいなのかな。
 
何だか最後まで読むのに苦労してしまって、結局良さを100%理解することができなかった気がします。
 
戦後、少しずつ成長を遂げていく日本の、片田舎に住む新子。
 
昨今失われてしまったご近所との繋がり、家族の絆、先生や周囲の大人との信頼関係。
 
昭和の良き時代。
貧しくてもひたむきで、真っすぐで、決してあきらめずに明るく生きている人々の姿を、現代に生きる私はうらやましく思ってしまいました。
 
新子のマイマイは、多分新子が思っている程変じゃなくて、トレードマークで親しまれていると思いました。
 
 
ただ・・・・・・なんとなく、この作品は小説よりアニメ映画版の方が良かったのではないか?という印象を受けます。
機会があったら映画も見てみたいです。