No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

プロムナード

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デビューから6年の歳月をかけ、独自の視点で日常を切り取り、丁寧に言葉を紡ぎ書き溜めた新感覚エッセイ。
そこには、ありふれた日常を彩る、新しい驚きと発見が溢れている。

日経新聞「プロムナード」にて連載していたエッセイを中心に、作家になるまでの道程、昔好きだった女の子との話まで……、道尾秀介を形作るすべてを一冊に凝縮。

17歳の時に初めて描いた絵本「緑色のうさぎの話」と、19歳の時に初めて書いた戯曲「誰かが出て行く」の貴重なデビュー前原稿も特別に収録。


道尾秀介さんの、初エッセイ本です。

エッセイ嫌いな私ですが、大好きな道尾さんの作品なら読まぬわけにはいくまい!
という訳で、図書館で予約しました。

「緑色のうさぎの話」
道尾さんが17歳の時に書かれたという、漫画です。
確かに絵は上手くないですが、味のあるイラストと余韻の残る文章。
作家・道尾秀介の原点を見たような満足感でした。

道尾さんのブログを最近よく見るようになって、
作風や外見からでは予想できないユーモアのある文章を書かれる方なんだなあと気づかされたんです。
全編、小説と同じく丁寧に描かれている本作は、読みやすく、くすりと笑えるし、大好きな作家である道尾さんがお薦めする本を読みたくなる。

道尾さんが遭遇した心霊現象が、私が唯一経験した心霊現象と似ていることにびっくりしました(笑)

ミステリー、ホラー、恋愛…多ジャンルを巧みに描く道尾さんの素の部分が沢山詰まったエッセイ。
ぜひ読んでみてください。