この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。東京・雑司ケ谷の医院に奇怪な噂が流れる。娘は二十箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津らの推理を超え噂は意外な結末へ。
京極夏彦さんのデビュー作です。
デビュー作でこのボリューム・そしてこの完成度は凄い・・・。
やっぱり有名な作家は違うなあという感じがしました。
メフィスト賞が創立したきっかけにもなったこの作品。
読む方も大変だっただろうというくらいの分厚さです。
ちょこちょこ読み続けて3日くらいかかりました。
うーん・・・
なんだろう、なんだろうなあ・・・。
文章は上手いし、描写のグロい部分もそんなに苦なく読めたんだけど・・・・
読めたんだけども・・・・
理解力のない私には、どうにも京極さんが合わないらしい。
結局、伝えたかったことは何なんだ?
そして関口の立ち位置というか、存在がいまいちよくわからない。。
やっぱり京極さんは自分とは相性が悪いのかもしれん・・・。
せっかく薦めてもらったのに、好きになれないのって申し訳ないですね・・・