御手洗潔のダンス

人間は空を飛べるはずだ、と日頃主張していた幻想画家が、4階にあるアトリエから奇声と共に姿を消した。そして4日目、彼は地上20メートルの電線上で死体となっていた。しかも黒い背広姿、両腕を大きく拡げ、正に空飛ぶポーズで！画家に何が起きたのか？名探偵御手洗潔が奇想の中で躍動する快作集。

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島田荘司さんの「御手洗シリーズ」です。

前回初めて読んだこのシリーズがなかなか面白かったので、借りてみました。

私…御手洗、好きですね。どっちかというと石岡のが好きだけど（笑）

この本も短編になっていたので、一つ一つの謎解きで「そうだったんだ！」と読みながら楽しめました。

書き下ろし作品も収録されていて、日常の御手洗の姿も垣間見ることができますが…
事件解決の鮮やかさのルーツを見たような気分。
でも、これを毎日の生活の一部に組み込まれざるをえない石岡の苦労？も、考えたら同情してしまいます。

もう一冊借りているので、そちらも読んでみたいと思います。