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カイくんのきもち

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クラスになじめない小学生、定年退職を間近に控えたサラリーマン、就活に失敗して自信をなくした元女子大生……北海道犬カイくんが、様々な場所で出会う人たちと織り成す素敵なドラマ。時には頑固なお父さんのように、時には頼れる兄貴のようにカイくんが大活躍。もちろんかわいい写真満載です。




大村あつしさんの小説と、ソフトバンクのお父さんで有名なカイ君のコラボレーション本です。


ええと。
とりあえずこれを1冊としてカウントしていいのかよ!という突っ込みはしないように。

そうなんです。
ちゃんと小説付きの本なんです。

カイ君の写真集じゃないよ。


あーほんと可愛いなあ。カイ君・・・
特にカイ君の黒縁メガネ姿は個人的にかなりツボでした。

人間の黒縁メガネ男子は大好きだけど、犬でもありなんだなあ(笑)


カイ君が好きな人は、この本を「見て」損はないと思います。

ただ、カイ君が好きで読書が好きな私からすると、小説はちょっと微妙でした。

なんていうか、カイ君が人間と交流して、温かなエピソードがちりばめられているあったかい話ではあるのですが、

「犬」であることは間違ない事実なのだけど、日本語の手紙を書き残したり、人間の言葉を話して人間とやりとりしたり、と結構突っ込みどころは満載なのです。

それはまあ、いいと思います。カイ君が主人公の話ですからね。
ソフトバンクのお父さんも人間と話すしね(笑)


ただ、小説が・・・他の方のレビューが凄く高評価なので、私の感性が人と違うだけなのかもしれないけど、なんとなく起承転結の「転」の部分が急な気がして・・・

独りよがりというか、とても些細過ぎて分からないくらいの描写で、実はこういう事だったのだ、と名義されても、「え?」とついていけなくなる感じでした。

どの話も温かい話ではあるのですが、多分ミステリ小説ばっかり読んでいるせいか、あまりにも平和で優しい話では物足りなくなっているのかもしれません。


ただ、本当に良かったのはカイ君の写真です。

何冊か写真集みたいのは出てると思うのですが、その写真よりも自然体でとても可愛らしい姿が満載なのです。目の保養には絶対なると思います(笑)!

小説としては微妙だったけど、カイ君が可愛かったので、5つ☆評価で3.5点をつけたいと思います。


ああ、それにしてもカイ君は本当に可愛いなあ・・・