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サマーウォーズ

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数学しか取り柄がない高校生の健二は、憧れの先輩・夏希に、フィアンセになるバイトを依頼される。そのまま向かった先は、室町時代から続く戦国一家の大家族の家だったのだ! 新しい家族の絆を描くさわやかな物語。




岩井恭平さんの本です。
原作は、時をかける少女細田守監督。

神木君が主人公の声をやっていて、アバターだのなんだのが入り乱れ、家族でわいのわいのっていう物語なんでしょ?

くらいの知識しかありませんでした。

確か友人の結婚式の日に泊まったビジネスホテルで、この映画の宣伝番組みたいのをやっていたんだよな。ぼんやりと見ていて、今更アバターって・・・とか思って興味もなかったのですが、
映画はなかなか評判が良かったようで、見に行こうか迷って結局そのままになっていたのでした。


映画のノベライズに限らず、漫画のノベライズ、ゲームのノベライズ・・・色々なものがありますが、ノベライズ本というのは大抵実際のものよりちょっと微妙だったりしませんか?

けれどこの本は、映画を見ていない私でも十分に楽しめる作品に仕上がっていました。

いうなれば、「現代版・ライトノベル」という感じでしょうか。

淡い恋愛あり、友情?あり、家族との絆あり、成功と失敗を経ての成長物語あり・・・

青春に必要な要素をこれでもか!と盛り込み、更に現代のネット生活を巧みに取り入れた・・・という感じの物語ですかね。

ブログやmixiTwitter(どうでもいいんですが、最近までこのTwitterを知らなかった私・・・ヤバいですか?)、どれをとっても現代人はネットと切っても切れない関係にあると思います。

一時かなり有名になった、「セカンド・ライフ」が更に進化したようなネット世界がこの話の中では、
企業・政府・公共機関のほとんどが<OZ>というネット環境で管理されているのですが、いつの間にかその重大な管理サーバーのセキュリティを解いてしまった健二が、事件の収束に至るまでを大家族を巻き込んで解決するまでを描いています。


ライトノベルにありがちな、学校一の人気者で美少女と、冴えない草食系男子との淡い恋も勿論あります(笑)
でもそれだけではなくて、今はもう失われつつある家族との繋がりなど、そういった部分でも楽しめる一冊。

だけど本を読むより、多分映画を見た方が良いと思います。
そのうちテレビで放映しそうですね。

機会があったらぜひ見てみたいと思います。